2020年4月22日水曜日

Singer 15-30 その8…103歳のミシンが届いた

Singer 15-30 Sewing Machine
2500円で購入したSinger 15-30が届きました。
2018年7月5日の記事→Singer 15-30 その2…大正ミシンが届いた


シリアルナンバーから推測するとアメリカ   ニュージャージ州・エリザベス工場で1917年(大正6年)に作られたミシンです。103歳の大婆ちゃんなのです…(^^ゞ




ミシンのプーリーが光っていたので購入したのですが…実は互換部品(HA-1型家庭用ミシンの部品)に交換されていました。同じく、針板とスベリ板も交換されているのでした…想像になりますが、錆びて汚くなったのでミシン屋さんが交換したのだろうと推測されます。足踏みミシンとして使われていたのでベルト溝の塗料が剥がれていました。
※シンガーの純正部品は裏に部品番号が刻印されているのでパチ物かどうか見分ける事が出来るのです。
今回は少しだけミシンの部品磨きと調整をします

下糸巻きゴム輪はボロボロだったのでジャノメミシンから移植しました。
ついでに下糸巻き軸ユニットも外して注油を行いました。手回しハンドル(ハンドクランク)は中国製のパチ物ですが、ジャノメミシンから移植しています。


針板もネジを外して清掃を行ったのですが、特に問題は有りませんでした。
針棒と抑え棒にも注油を行っています。


ミシン裏側です…動作に問題は無いように感じるので油汚れを軽く拭き取って、CRCを吹いておきました。


ミシンの垂直半回転釜です。ボビンケースは錆びて黒光りしていました。インターネットの情報ではシンガーのボビンケースは角の向きが反対向きと書いてあったのですが…クローバーのボビンケースが使われていました。
垂直半回転釜はネジを外せば分解できるので中釜を少し磨いています。

ミシンケース(木箱)の製作





ミシンケース(木箱)が無かったのでホームセンターで木材と取手を買ってきました。
画像は完成した後ですが…今回は少し濃い色(セリアのメープル)で塗っています。