2015年1月22日木曜日

DSPラジオモジュール・DSP-443

DSPM2 DSP收音机

2015年10月11日追記:DSPブレークアウト基板を使わなくても専用基板にDSPモジュールが取り付けられているDSPラジオモジュールwith基板が販売されています。


今更ながら、aitendoのDSPラジオモジュール・DSP-443を買ってみました。
今回はDSP-443を使って安価な短波ラジオを作りたいなぁ~と考えています。


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先達の方のページを参考に、DSP-443を仮固定し、バリコン上の基板からジャンパー線を出してDSPブレークアウト基板[DSP443-BKO] に半田付けしました。 ※ここまでは、昨日(2015年1月21日)の作業で、夕方から仕事に行くため、時間切れになってしまいました…続きをどうぞ
配線作業だけなので組立途中の画像がありません。
今回は短波放送を聞いてみたいのでDIPスイッチを取り付けていますが、FM/AMラジオとして使うならDIPスイッチ (極数: 8P)[DIP-SW-DK810] は要らないと思います。 AM用バーアンテナは買うのを忘れていました…知らない 配線作業さえ間違わなければ必ず鳴ります。

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LEDを3個並べていますが…AM/FMバンドの電線はスライドスイッチに配線したので点灯するのは同調LED(緑)の1個だけです。 AM/FMのバンドLEDを点灯させるには配線をやり直して押しボタンスイッチに交換しないといけないかも知れません…号泣※同調LEDは抵抗を入れていませんが放送局に同調すればうっすら点灯します。

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基板の裏側です…ポリパリコン延長シャフト[N-PN-M3X12]を使ってダイヤル[RN-114B]1を取り付けています。

短波放送を少し聞いた感想は、17時からのKBS国際放送(ラジオ韓国)7275KHZは普通に受信できたのですが…19時からのCRI(中国国際放送)は入感しませんでした。何でやねんと、BAND SETTINGのシートを眺めてようやく分かりました・・・バンド幅がとても狭いのです。

→バンド設定

CRI(中国国際放送)は7325KHzなのでSW3(7.10-7.30MHZ)のバンド内から外れてしまうのです。 DIPスイッチをSW10(4.49-10.16MHz)に変更すれば、CRI(中国国際放送)の受信は可能になりますが、選局はかなりシビアになります。 DSPラジオの特性からか、一度同調すれば周波数がズレるような事はありません。

短波放送では使えないと書かれたページが多いのですが・・・DSPチップの感度が悪いのか、フェージングの谷間に入ってしまうと、音声がプッツリと途切れてしまう事がありました。アンテナの工夫で解決が出来るかもしれませんが、工夫は必要と思われます。 受信音に関しては一般のラジオと比べてかなり悪いです。気になるのが、音量を上げた状態でチューニングしていると、断続的にバイブレーターのような音(プルプル音)がヘッドフォンから聞こえてくることです。

2015年1月23日の追記:

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買い置きしてあった100均のプラケースに基板を入れてみました。基板を浮かせるスペーサーはパソコン用のスペーサーを流用しています(^^ゞ アンテナとイヤフォン用のジャックは買い置きしてあった3.5mmステレオジャックMJ-073H パネル取付用を取り付けました。

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ケースに納めれば、ブレークアウト基板は必要無かったのかも知れません。
逆にブレークアウト基板があれば、後工程での配線作業は楽になります。

次はバンド切り替えの小型のスイッチをケースに取り付けたいと思っていますが…DIPスイッチが無駄になるのは分かっています。

追記を書きながら、RN2(ラジオNIKKEI)を聞いていますが、相変わらず、音は歪んでいます。
午前中のスコップ作業で疲れたし、夕方から仕事なので今日はここまでにしておきます。

2015年1月24日の追記:

夜勤明けで帰ってきて、仮眠してからバンド切り替えのレバースイッチ[LSW-102]を4ケ取り付けました。 基板上の配線とLEDは不必要になったので取り外しましたが、DIPスイッチはそのままにしてあります。

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バンド別のシールをエクセルで作ってケースに貼り付けてみました。

全画面キャプチャ 20150124 151052.bmp

 ※ 0はスイッチOFF、1はスイッチON を表します

SW10,SW11、SW12を選ぶと受信バンド幅は広がりますが、かなりチューニングが難しくなります。
近距離の海外放送ならばアンテナの工夫で入感することが分かりました。

2015年1月31日:作った後の感想

残念ながら、音質が悪く、聞いていると疲れてくるので、好きになれません。もう一つは、短波放送では、フェージングの影響で信号が落ち込むと受信音が途切れてしまうのも好きになれない理由です…多分、AM放送では影響は無いと思われますが…短波放送に関しては使えないDSPラジオだと思います。

部品リストです…1000円以内で収めたかったけど、予算オーバーになってしまいました。























3台作ったラジオの中で、音質が悪いので一番聞かないラジオになってしました。


 









アンテナ端子に10kΩ抵抗を1ケ追加しましたが…あまり効果は無いようです。
DSPラジオモジュール(18バンド) [M6959]に続きます