とりあえずOSCコイルの位置が分かったので、個人の方のページを参考にコアを回してみました。
※お約束ですが、分解される場合は自己責任でお願いします。
後で元の位置に戻せるように金属ケースにボールペンで印を付けました。マイナスドライバーでも慎重にやれば調整可能ですが、コア調整ドライバーを使うと調整がやりやすくなります。
調整前のOSCコイルです
調整後のOSCコイルです。 2枚の画像を比べていただくと、黒とピンクのコアが動いているのが分かると思います。OSCコイル調整後に取り扱い説明書のバンド別周波数に入っているか確認をします。
OSCコイル | バンド別周波数 |
黒 | SW1 3.85~4.05MHz |
黒 | SW2 4.70~5.10MHz |
黒 | SW3 5.95~6.20MHz |
黒 | SW4 7.10~7.30MHz |
ピンク | SW5 9.30~10.00MHz |
ピンク | SW6 11.65~12.05MHz |
ピンク | SW6 11.65~12.05MHz |
緑 | SW7 13.60~13.80MHz |
緑 | SW8 15.10~15.60MHz |
緑 | SW9 17.55~17.90MHz |
緑 | SW10 21.45~21.85MHz |
OSCコイル調整後はロッドアンテナだけでも聞こえるようになりましたが、素人調整なので本来の受信性能に戻ったかは疑問が残ります。
2015年1月13日追記:基板画像を追加しました
基板全体…赤い線は周波数カウンターに結線されています。
ポリバリコン周辺です。
ラジオ用ICTA2003Pです。ネットで調べると、このラジオ用ICを使った製作記事を見つける事ができます。 ※追記で書いていますが、AGC用電界コンデンサ、C32(33μF)はAGC(TA2003Pの5番ピン)に接続されています。
アンプ用IC TDA2822
2015年1月19日追記: 最後に…
色々、調整をやっても、短波帯の感度が上がらないように感じました。これには理由があって…以下、推測になりますが、AGCがズレているように感じます。グーグル先生に聞いて、このラジオで使われているTA2003PのAGCは5番ピンだと分かったのですが、33μFの電界コンデンサが1個付いています…フェージングの山の部分では、一般のラジオと較べても感度不足だと感じませんが、フェージングの谷間に入てしまうと感度不足と感じるのは、もしかするとコンデンサの変更で解消できるのかも知れません。
2015年1月19日追記2:
C32の電界コンデンサ33μFを10μFに交換してみました。フェージングの谷間に入っても感度低下に陥らず少しは効果があるように感じました。
ラジオを並べて日本語放送をロッドアンテナだけで聴き比べをしてみました。
※PL-660は感度切り替えをLowで使用 ---は比較なし
ELPA ER-21T-Nはコア調整をしても、PL-660のLocalモードよりS1つ感度が低い結果となりました。これ以上は改善されないので、ラジオ用ICの限界だと思います…それなりに精一杯頑張っているのです。
アンテナは20cmと短いのですが、頑張っているのが、aitendoのakit-6955・DSPラジオキットでした。 稚拙な記事に長々とお付き合いありがとうございました。
2015年4月8日 追記: ツマミを接着してみました
続きはこちら→「ER-21T-Nツマミを付けてみた」
2015年1月19日追記: 最後に…
色々、調整をやっても、短波帯の感度が上がらないように感じました。これには理由があって…以下、推測になりますが、AGCがズレているように感じます。グーグル先生に聞いて、このラジオで使われているTA2003PのAGCは5番ピンだと分かったのですが、33μFの電界コンデンサが1個付いています…フェージングの山の部分では、一般のラジオと較べても感度不足だと感じませんが、フェージングの谷間に入てしまうと感度不足と感じるのは、もしかするとコンデンサの変更で解消できるのかも知れません。
2015年1月19日追記2:
C32の電界コンデンサ33μFを10μFに交換してみました。フェージングの谷間に入っても感度低下に陥らず少しは効果があるように感じました。
ラジオを並べて日本語放送をロッドアンテナだけで聴き比べをしてみました。
JST | 周波数khz | 放送局名 | ER-21T-N | akit-6955 | PL-660 |
18:55 | 6155 | KBS | S2 | 33dB | --- |
19:00 | 7325 | CRI | S2 | 58dB | S3 |
19:30 | 12085 | モンゴルの声 | 入感なし | 入感なし | S1 |
19:55 | 11740 | NHK国際放送 | S1 | --- | S2 |
20:03 | 12020 | ベトナムの声 | S1 | 16dB | S1 |
20:10 | 6070 | チョソンの声 | S2 | 33dB | S2 |
20:15 | 9735 | RTW | S2 | 47dB | S4 |
ELPA ER-21T-Nはコア調整をしても、PL-660のLocalモードよりS1つ感度が低い結果となりました。これ以上は改善されないので、ラジオ用ICの限界だと思います…それなりに精一杯頑張っているのです。
アンテナは20cmと短いのですが、頑張っているのが、aitendoのakit-6955・DSPラジオキットでした。 稚拙な記事に長々とお付き合いありがとうございました。
2015年4月8日 追記: ツマミを接着してみました
続きはこちら→「ER-21T-Nツマミを付けてみた」